腹式呼吸時の呼吸筋を鍛えるドッグブレストレーニング

腹式呼吸を使って歌う事は、歌を上達させる上でとても重要です。

そして、精度の高い腹式呼吸を行う為には呼吸筋を鍛える筋肉トレーニングが必要になります

今回の動画は腹式呼吸時に使用する呼吸筋を鍛えるのに有効な「ドッグブレストレーニング」についてお話しさせていただきます。

ドッグブレストレーニングのポイント

  • 日本人は外国の人に比べて腹式呼吸が苦手である
  • 「ドッグブレストレーニング」を行う時は丹田を押し、それを跳ね返すような力を入れ続ける
  • また、必要以上にお腹をへこませんなようにする
  • 最初はゆっくり、正しいフォームを確認しながら行う
  • 歌をうたう時もこのトレーニングのようにお腹に力を入れながら歌います

ドッグブレストレーニングで話している内容

ボイストレーニングエクスプレスをご覧のみなさんこんにちは、ボイストレーナーの宇野です、小室です。

よろしくお願いいたします。

【宇野】:今回の動画は「ドッグブレストレーニング」という、腹式呼吸の筋肉を鍛える 為のボイストレーニングを紹介したいと思います。

【小室】:咽頭腔共鳴の動画講座でもドッグブレスを使ったのですが、「腹式呼吸をしっかりやって行いましょう」と言ったのですが、腹式呼吸がしっかりできていない人も多いだろうな~と思って追加の動画講座を取らせていただきました。

【宇野】:はい、実際腹式呼吸ですが、できた気になっている人が多いんですよね。よく「お腹に力を入れて声を出せ」などと言われるのですが、実際日本語の発声というのは、腹式呼吸をしなくてもできてしまう発声になるんですよね。

なんですけれども、海外の人とかはずっと腹式呼吸で会話をしているので、日本人は不利 なんですよね。

【小室】:日本人ぐらいみたいなんですって、体を使わずに言葉を話せてしまうのは。

なので、先ほど宇野さんが話した通り英語圏の人達とかは腹式呼吸が会話の中に含まれているので話しているだけでボイストレーニングになるという事ですよね。

【宇野】:なので、そういう方達は元から腹式呼吸の筋肉があるという状態ですよね。

それは、日本人は外国の方に中々歌で勝てない訳ですよね。

【小室】:近年、海外のボイストレーニング理論が日本に入ってきて、腹式呼吸をあまり説明してない所が多いのですよ

しかし、海外の人は腹式呼吸をある程度できているのであまり言わない。

でも日本人がボイストレーニングをする場合はとても大切になります。

なので僕たちは日本人向けのボイストレーニングをやっているので、腹式呼吸もがっつりやっていこうと思います。

【宇野】:では、その「ドッグブレストレーニング」はどんなものなのかという事をさっそくご紹介しようと思います。

やり方なのですが、自分が犬になったイメージをして下さい。

まずは、デモンズとレーションをしていきますね。

「(ドッグブレストレーニングの実演)」

犬の呼吸の仕方に似ているのですが、このトレーニングを行う時に重要なのが、おへそから指三本分ぐらい下の所に押すと痛いツボがあるんですよ。

丹田と言われているのですが、最初の内は痛いかもしれませんが、親指で丹田を押してそれをはじき返してみて下さい。

そして、はじき返した状態のまま、ドッグブレスをやって下さい

他の動画でも腹式呼吸の説明をさせていただいているのですが、ドッグブレストレーニングを行う時にお腹に力をいれたまま、吸う時はお腹を膨らまし、吐くときにお腹をへこませるという事を意識して下さい。

最初はこんがらがったりしやすいのでゆっくりのスピードでいいです。

しかし、絶えず丹田には力を入れ続けるように、押している指をはじき返すような力を入れて行う事が大事です。

このトレーニングがなぜ重要なのかと言うと、腹式呼吸で歌うという事はこのような力の入れ方をします

そして、今の「ハ、ハ、 ハ」と言ってる時の息のラインが咽頭腔共鳴、咽頭腔に響かせるイメージだと思っていただければと思います。

共鳴の話しは他の動画でご説明させていただこうと思うのですが、まずはこの「ドッグブレストレーニング」をしっかりできるように練習していただきたいと思います。

そして、最初このトレーニングを行うとお腹を膨らませながら吸ったり吐いたりするという動作 が相当きつい事がわかると思います。

そして、腹式呼吸で歌うとなると、お腹を必要以上にへこまさないといけないと考えている人が多いです。

そうではなく、最初は息を吐いてお腹をへこませた状態を作り、息を吸ってお腹を膨らませて、吐いた時に自然とお腹がへこむという事を意識していただく事と、丹田を押してそこをはじき返し続ける力を入れながら息を吸ったり吐いたりするという2つのポイントを今回のトレーニングをする時に意識していただければな~と思います。

【小室】:腹式呼吸をする時にお腹をへこまさなければならないというイメージが強くついているのは、ヨガなどで使う呼吸法としての腹式呼吸は息を吐くときにお腹をへこますらしいんですよね。

しかし、歌に腹式呼吸を使う場合は、丹田あたりをはじき返す力、いわゆる「ささえ」と言われるような力入れないと息をコントロールしたり、強く息を吐けなかったりするんですよね。

なので、今回紹介した内容は歌で使う腹式呼吸のトレーニングなのでとても重要です。

【宇野】:後は、日本人でイメージがつきやすいのは空手ですよね。

先ほど僕達が打ち合わせをしている時に話しにでたのですが、空手も「ハ、ハ、 ハ」とやるじゃないですか。

あの時に丹田に力を入れるんですよ。

そうすると、大きな声もでるんすよね。

そういうイメージを腹式呼吸のトレーニングで持っていただくといいと思います。

空手の場合は息を吸う時はお腹の力を緩めると思うのですが、今回のトレーニングでは常にお腹に力を入れておく。

歌ってる時も常にお腹には力を入れているので、その感覚も養えると思います。

【小室】:しつこいようなのですが、重要なのでもう一度お伝えしておくと、お腹に力を入れると言っても、お腹をしめるような力の入れ方ではないです

【宇野】:そうですね、腹筋を見せるような力の入れ方ではなく、はじき返すようなです。

腹筋を見せるような力の入れ方をする時もまれにあるのですが、よっぽどの声量を出す時ぐらいですよね。

【小室】:そうですね、単発で大きな声をポーンと出すぐらいですよね。

【宇野】:後は、オペラの人とかがそのような力の入れ方をするみたいですね。

【小室】:あ、まだ調べてる最中なのですが、最近色々な流派を調査していまして、オペラの人、特にテナーのとかは腹式呼吸ではなく胸式呼吸が主流みたいなんですよ。

まだ、これは検証をしている最中なのでご興味があれば動画講座で出そうとは思うのですが、なのでお腹にグッと力を入れるみたいなんですよね。

【宇野】:そこらへんもこれから研究して、色々動画講座を作ろうと思いますので、楽しみにしてて下さい!

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