他ジャンルへの架け橋と過去の名曲

他ジャンルへの架け橋と過去の名曲のイメージ

こんにちは、ボイストレーナーの小室です。

大人のたしなみとして、毎日のニュースをチェックする事を心がけているのですが、yahooニュースに「歌手の土屋アンナさんが100名のゴスペル隊を率いてライブを行った」という興味深い記事を見つけました。

そして、私もゴスペル講師をしていますので多少なりもとも興味を惹かれて読んでみたのですが、それ以上に私なりに感じ入る事がありましたので、このブログに書かせていただきたいと思います。

土屋アンナさんは女性ロックアーティストとして有名で、少し前に「NANA」というバンド活動を題材とした少女漫画とコラボレーションをして一躍有名になりました。

また、テレビの音楽番組やバラエティー番組にも出演されているのでご存じの方も多いのではないでしょうか?

そんな彼女が今年、2015年12月16日に「キリスト品川教会グローリア・チャペル」にて100名のゴスペル隊とクリスマスライブを行い、その映像を一部YOU TUBEに公開しました。

その映像はこちらです!

(動画が再生されない場合はコチラで見て下さい!)

YOU TUBE

ここで、なぜ私がこの事に関してブログで書こうと思ったと言いますと、次の2つの事で「素晴らしい事だな~」と思いましたので書かせていただく事にしました。

それは、

  • 「ジャンルを超えて音楽を愛する素晴らしさ」
  • 「過去の名曲がスポットライトを浴びる素晴らしさ」

この2つです。

まず、「ジャンルを超えて音楽を愛する素晴らしさ」なのですが、ボイストレーナーをしていてよく感じるのが「生徒さんの好きな歌・歌いたい音楽のジャンルが偏っているな~」という事です。

例えば、ロックが好きな人はロックを中心に聞き、練習し、歌いたいという人が多く、R&Bが好きな人は R&Bを中心に聞き、練習し、歌いたいと思う。

それはそれで素敵な事だとは思うのですが、違うジャンルの曲にも素晴らしい所はたくさんあり、感動できる所もたくさんあるんですよね。

それを特定のジャンルにこだわり、それしか聞かないというのは勿体ない事ですし、寂しい事だな~と常々感じていました。

また、それは歌の上達・ボイストレーニングにも大きく影響してくるんですよね

やはり、そのジャンル特有の発声の仕方や歌い回しや癖という物が存在し、それぞれの歌手の特徴という物が顕著に表れているんですよね。

特定のジャンルの曲しか聞かない、練習しないという方はどうしてもそのジャンルの特徴に歌が引っ張られてしまいます。

その結果

  • 「この人、誰かの真似をしてるんだな~」
  • 「こういう歌い方する人よくいるよね~」

という風な印象を与えてしまうんですよね。

今、一線で活躍している歌手のみなさんは、例外なく自分のジャンル以外の曲も幅広く研究しています。

その中から、自分のセンサーに引っかかる物を集めてオリジナリティーを確立していってるんですよね。

その自分のセンサーに引っかかるモノを集めていくというプロセスが、誰かの物まねではなく、自分独自の歌を作り上げていくのに重要な事ですし、真の意味で歌を楽しみ醍醐味にもなります。

なので、「様々な音楽を好きになる」「自分だけにしか歌えない、本当の意味で歌を上達させる」という観点からみて、このロックアーティストとして有名な土屋アンナさんがゴスペル隊とコラボレーションをして、教会でライブを行ったという事は、この出来事を知った人達が他ジャンルに興味を持つきっかけになるのではないかな~と感じ入りました。

次の「過去の名曲がスポットライトを浴びる素晴らしさ」ですが、これも私は素晴らしい事だと思います。

私は今30代半ばなのですが、私の若い頃はCD販売の黄金期と言われていて、今の何倍もCDが売れ、「CD売り上げ100万枚突破!!」という言葉日常茶飯事で聞いていました。

出せばCDが売れる時代。

それはそれで素晴らしい事だと思うのですが、その弊害として「音楽は消耗品、使い捨ての物」というような考え方も多く広まった時代でした。

アーティストの方達がどんなに一生懸命名曲を書いても、次々にCDが発売されるのですぐにみんな聞かなくなる、といったような考え方ですね。

それはYOU TUEBや音楽配信というシステムができてから拍車がかかってきたように感じます。

この考え方が僕は嫌いだったんですよね。

確かに、色々なアーティストの方がたくさん曲をリリースしていますが、名曲は名曲。

僕も、過去に好きになった曲は今でも聞いていますし、最新の曲でも「いい曲だな~」と思えばずっと聞き続けています。

この土屋アンナさんの教会でのライブはビートルズの「let it be」など、かなり昔の名曲のカヴァーをしているんですよね。

今の十代の人とかは、「let it be」という曲自体を知らないんじゃないでしょうか・・・

それを土屋アンナさんみたいな今を活躍しているアーティストがカバーする事によって、現代でも注目を浴びる。

すると、ビートルズの事を知らない人でも土屋アンナさんの事を知っている人が「let it be」を聞き「この曲凄くいいね~」となってくれれば、過去の名曲も輝きを失わずに存在し続ける事ができるんですよね!

それらの理由で、今回の土屋アンナさんのニュースが心に響きブログを書かせていただきました♪

また、余談ですが、最初に紹介したyahoo動画で、ハードロック界で超有名な「ボンジョビ」の「Livin’ On A Prayer」が流れる所。

動画で言う所の2:37秒ぐらいなのですが、この曲を演奏する事を土屋アンナさんに本人には内緒でみんなで練習していたそうです。

ボンジョビ好きの土屋アンナさんにサプライズ的な意味合いで驚かせたかったみたいですね。

こういう遊び心も個人的にはとても好きです♪

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