歌の上達にも影響する「4スタンス理論」【入門編】

音痴を克服・歌の苦手意識を直す為には!!のイメージ

今日は指導者やトレーナーとして面白い情報を発見しました。

ここでお話しする内容は「スポーツ理論」がベースになるのですが、みなさんがこれからボイストレーニングを行う考え方として大いに参考になると思いましたので書かせていただきたいと思います。

歌の世界や、ボイストレーナーの世界にいて常々考えている事がありました。

それは

なぜ、一流の歌を歌える歌手やボイストレーナーの中でも歌う時のイメージの持ち方や人への伝え方がバラバラなんだろう・・・

また、同じ事を伝えたり指導したとしても生徒の受け取り方や上達の仕方が違うのだろうか?」

という事です。

その疑問を解決する糸口を、今スポーツ界で理論として確立されつつある「4スタンス理論」が導いてくれそうなので、今回のお話はその「4スタンス理論」についてお話させていただこうと思います。

「4スタンス理論」とはスポーツの世界を中心に取り入れられ始めている理論なのですが、体を使う・動かす事全体に効果がある理論だと言われています。

「4スタンス理論」 を簡単に説明すると、

人は生まれながらにして体の使い方やバランス感覚が違い、それぞれに得て不得手が大きく4つのパターンか存在している。

なので、一つの事を教えるにしてもその人の「パターン」によって言い方や指導方法を変えないと上手く伝わる人と伝わらない人がいて、能力の向上に大きな影響を与える」

という事だそうです。

みなさんも少しは思いつくと所があるのではないでしょうか?

例えば、スポーツやお料理、楽器の演奏など、体を使う動作を習得しようとした時に

  • 『一流のプロとして活躍している人達の中でも、なんであんなに人によっていろいろなフォームをしているのか』
  • 『先生やトレーナーに指示されたやり方や教科書通りのやり方では、上達もせずやりにくい』
  • 『憧れの人を真似してみたがぎこちなくなってしまう』

という疑問や不満を持った事はありませんか?

これらの疑問に対してこの「4スタンス理論」を元にお話をさせていただくと、

「人間は大きく分けて『A1 A2 B1 B2』の4種類の『運動軸』というのが生まれつきで存在していて、体の動かし方やイメージの伝わり方などが変わってしまう。

いわゆる重心というのが人によって存在し、生まれつきにそのパターンが決まっていて生涯それが変わる事はない」というのです。

そして、自分にあった体の動かし方や癖を知ることで

  • 『自分にとって自然な動きができ、無駄な動きが減り、力強くスムーズな動きができる』
  • 『体に余計な負担をかけずに済むので、怪我を減らすことができる』
  • 『自分に合った、合理的で的確な練習ができるようになる』

という素敵な理論なんです!!

同じ『トレーナー』として研究をしない手はないということで最近、研究を始めました。

(医学書やいろいろなサイト、本によって言葉や指示している言葉が違うかもしれませんが、そこは、まだ、研究中ではございますのでしっかりと理論が固まったらお伝えします。)

「4スタンス理論」のパターンの調べ方

それでは、「4スタンス理論」に関してみなさんがどのパターンに当てはまるかを確認してみましょう

皆様はしゃがむ時はどうしますか?

もちろん、『膝と腰を曲げる』わけなのですがこの順序が違う方がいるというのはご存知でしょうか?

まずは、少しチェックをしてみましょう。

あなたは、直立のところから、屈伸してしゃがむ時に

  • 『初めにお尻を引いてから膝を曲げますか?』(Aのスタンス)
  • 『膝を曲げていきながら垂直に腰を落としますか?』(Bのスタンス)

言葉では理解しにくいかもしれませんので動画をあげておきます。

A1 A2のパターンの人の場合

YOU TUBE

B1 B2のパターンの人の場合

YOU TUBE

しゃがみ方だけでもこの二つの言い方の順番を変えるだけで伝わる方と伝わらない方がいます。

僕は、BのスタンスなのでAの方の体を動かすイメージや方法を聞くと理解しにくいです。

一人だと、理解しづらいと思いますので、これから紹介する内容をご友人などと一緒にやってみてください。

他にみなさんのパターンを確認する方法としては

「うちわの扇ぎ方」

  • 手首を中心にして仰ぐ(A)
  • ひじを中心にして仰ぐ(B)

「コップの持ち方」

  • A1:人差指・中指・親指の指先を中心にしてつまむように持つ
  • A2:薬指・中指・親指の指先を中心にしてつまむように持つ
  • B1:人差指・中指・親指の付け根を中心にして包むように持つ
  • B2:薬指・中指・親指の付け根を中心にして包むように持つ

これだけでもだいぶ差が出てくると思います。

他に、包丁の持ち方やバットやラケットの持ち方、マイクの持ち方などなど・・・

たくさん存在します。

「4スタンス理論」は歌の練習にどう影響してくるのか?

これらの事をパートナーボイストレーナーの小室さんとこれをやってみたところ、小室さんがA2、僕がB1と真逆の結果になりました。

そして、この「4スタンス理論」を元に話してみた所、歌や発声・高音の出し方、呼吸方法や声の飛ばし方のイメージがまるで逆だったのです。

例えば、高い声を出す時でもAタイプの小室さんは「いかに体の力を抜き、息を流すように届ける」という意識を持っています。

それに対してBタイプの私は「いかに体に力を込め、空気を圧縮するように吐き出す」という意識を持っていました。

この違いは、どちらが正しい正しくないの問題ではありません。

結果的には2人とも同じような高音発声をしているので、どういうイメージを持った方が上手くいくか?という捉え方が違ったという事なんですね。

そして、この違いを把握する事はこのコラムを読んでいるみなさんにも関係があります

今までボイストレーナーとして生徒さんに指導してきた経験を話し合ったのですが、それもお互いに「4スタンス理論」に当てはまるような出来事がたくさんあるという事実が浮かび上がりました。

端的に歌を指導する上で、それぞれの特徴をお伝えすると

  • Aのスタンスの人は、体が力みやすく『ぐっ!』や『くっ!』など、力強いイメージや擬音。そして理論的な説明をすると無駄な力を使ってしまったり、強張ってしまいがちになる
  • Bのスタンスの人は、力を抜きやすく『すっ』や『ふわっ』などの柔らかいイメージや擬音。そして曖昧な説明をすると力を抜きすぎて、体に力が伝わらなくなてしまう
  • Aタイプの人間は物事を習得する上で「いかに脱力して行うイメージを持つか?」という事が大切になり歌の向上に大きく影響する
  • Bタイプの人間は物事を習得する上で「いかに力を込めるイメージを持つか?」という事が大切になり歌の向上に大きく影響する
  • Aタイプの人は、ボイストレーニングをする時や歌をする時にあまりガチガチに考えすぎず「力を抜く事を意識する」
  • Bタイプの人はボイストレーニングをする時や歌をする時にしっかりと意識を集中し「力を入れる事を意識する」

こららの事が、生徒さん達にボイストレーニングを教える上で大切になり、歌の向上に大きく影響していく事が分かりました。

なので、みなさんも「4スタンス理論」を意識して「自分はどのタイプだから、ボイストレーニングする時はこういう事を意識しよう!」と考えながら練習すると効率的に歌の向上を狙えると思います

その他の詳しい内容などは、これから実験・検証を進め随時報告していきたいと思いますので楽しみにしていただけたら幸いです♪

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