これからボイストレーニングを頑張っていく人達への喉のケア講座

これからボイストレーニングを頑張っていく人、または歌をたくさん歌っていきたい人にとって声とどう付き合っていくかという問題はとても重要です。

特に、声の元を作り出す「声帯」は声を出していると疲弊していく上に傷つきやすい代物です。

また、一度声帯を傷つけてしまうと回復するのにも時間がかかります。

そんな声帯を守る為に、日々どのような事に気を付けたらいいのか?

また、歌う前や後にどのようなケアをしたらいいのかという事を今回の動画講座でお話しさせていただきました。

(動画が再生されない場合はコチラで見て下さい!)

YOU TUBE

喉のケア講座のポイント

  • 食べ物や飲み物で刺激物やカフェインは喉に悪い
  • 上記の他にアレルギーなどの個人差もある
  • 食べ物・飲み物の他に乾燥は喉の大敵である
  • 風邪をひいている時は、歌のバランスを崩すので極力歌わないようにする
  • 風邪だけではなく、練習のしすぎや歌いすぎで声帯が疲れてきたと思ったら必ず休む
  • 声帯が疲弊している状態で練習しても効果はありませんし、一度声帯を傷つけると年単位で歌えない場合もあり
  • 短期集中で練習するよりも、毎日少しずつでもコツコツ練習した方が歌は上手くなる
  • 声を出す時には様々な筋肉が作用し、それを鍛えるのはスポーツトレーニングに似ている
  • 普段の会話でも声帯は疲弊していく
  • 歌った後のクールダウンやアイッシングなどで、声帯の疲弊は軽減できる
  • 睡眠時間や起きてからの時間も歌に大きな影響が出る

喉のケア講座で話している内容

【小室】:はい、それでは今回の動画講座ですが、これからボイストレーニングを頑張っていこうという人達や、歌をガンガンン歌っている人達に向けて、声帯のケアであったり、枯れないようにするためには何を機をつけたらいいのか、枯れてしまったらどうしたらいいか。

トレーニング方法や、食べ物だったりとか、乾燥対策であったりとか、様々な角度から喉との付き合い方をご紹介させていただければと思います。

まずは、何からいきましょうか?

【宇野】:まずは、食べ物とかからですかね~

実際、ライブなどで歌う前とか、小室さん気をつけている事あります?

【小室】:僕は辛い物などの刺激物は歌う前には食べないようにしてますね。

後、チョコレート…

あ、バナナも避けてますね。

調べた事はないんですが、バナナを食べると喉がかゆくなるのでアレルギーを持ってるんじゃないかと思うんですよね。

お酒や刺激物など、世間一般的に喉に悪いもの以外にも人によって合わないものはあるので注意して下さい。

後、僕はパナップルを食べると喉がかゆくなり、声帯がコントロールきかなくなるので食べなようにしています。

後、緑茶とかも避けています。

なんとなくなんですが、声帯のぬめりが取れそうな気がするんですよね。

声帯はぬめりや潤滑油的なものが重要ですからね。

他なにかあります?

【宇野】:僕は他にはコーヒーとかですかね。

僕は、バナナ大丈夫なので歌う前とかはエネルギー補給の為に食べたりします。

避けてるものは、コーヒーとかカフェインが入っている物は避けていますね。

【小室】:僕は逆にコーヒーとか大丈夫なんですよね。

日々のボイストレーニングの休憩中にも飲んじゃうくらいです。

やっぱり、体質による個人差はありますよね。

まあ、コラムで書いていますが、喉の大敵は乾燥と刺激物ですよね。

それらには、注意しないといけないですよね。

乾燥…

喉にかなり影響が出ますよね。

今日この部屋も乾燥してますけれども、話してるだけでイガっときてますもん。

【宇野】:目もぱっさぱさになってますね(笑)

【小室】:プロのアーティストさんとかも、乾燥に関してはかなり気を使っていますよね。

【宇野】:異常なほどこだわりを見せている人もいるらしいですね。

【小室】:B’zの稲葉さんとか、これは都市伝説かもしれませんが、一回でもタバコを吸った部屋には入らないとか。

移動の車の中にも加湿器を常備してるとか。

【宇野】:ライブ前の控室に、加湿器を4台も5台も設置して、湿気を逃さない為に扉や窓の隙間を埋めたりもしているアーティストもいますよね。

【小室】:やっぱり乾燥は喉の大敵ですよね。

僕はそこまでケアはしないんですが、冬になるとマスクをつける人もいるじゃないですか。

あれも、風邪予防という意味でつけてる人もいますが、マスクをつけていると、自分が吐いた息で湿気を保てるので保湿を目的にマスクをつけている人も多いですよね。

【宇野】:風邪のウィルスとかは簡単にマスクを乗り越えてしまうらしいですからね。

【小室】:そうらしいですね~。

余談なんですけど、風邪をひいた時にマスクをつけるのは自分がウィルスを取り込まないようにという訳ではなく、なるべく外に自分のウィルスを出さないようにする為らしいですよ。

まあ、歌とはそれる話しでしたが…

あ、でも風邪も喉の大敵ですよね!

【宇野】:そうですね!

なぜ、乾燥すると喉を傷めたり風邪をひきやすくなるのかご存じですか?

乾燥すると、粘膜に菌が付きやすくなるから炎症を起こしたり風邪をひきやすくなるみたいなんですよ。

本当であれば金とかウィルスが体内に入っても、そのまま排出されればいいのですが、体内で止まっちゃうと菌やウィルスが増殖してそこから風邪とかになるみたいですね。

【小室】:では、乾燥はそもそも声帯を傷める元になってしまうし、歌い手にとって大敵である風邪を引き起こしてしまう原因にもなるので乾燥は要注意という事ですよね。

今家に加湿器がない人とかは、僕も昔やっていたのですが、タオルを水で濡らして絞って部屋に干しておくと、乾燥を防げるので試してみて下さい。

あ、そう言えば最近僕風邪をひいてしまいまして、気付いた事があるですよ。

基本、風邪をひいて喉に炎症がある場合は歌ってはいけないのですが、ある意味トレーニングとして力み癖がある人はトレーニングしてもいいのかな、とも思ったんですよ。

風邪をひいて声が出づらい時に力んで声を張り上げたらすぐに声が枯れてしまうじゃないですか。

でも、僕らはプロなので声を出していかないといけないので、こういう軽い声で自分のコンディションを整えたり、生徒さんにデモンストレーションをしていたんですよ。

「マンで実演」

そうすると、声が出づらい分、力みが取れた軽い発声の感覚を掴みやすいんと思ったんですよね。

ただ、まだ自分の声の状態を詳細に把握できなかったり、コントロールできないボイストレーニング初心者の方にはお勧めできませんね。

【宇野】:そうですね。

また、風邪をひいたら炎症が一か所ですんでいる訳じゃないじゃないですか。

喉の炎症でもたくさんありますし、鼻にも炎症がおきてるかもしれませんし。

そうすると、炎症している所を避けようとして、いつもと違う発声になってしまう場合もあるじゃないですか。

【小室】:それはありますね!

例えば、鼻が詰まっている分、鼻腔共鳴が上手くいかなくて変な癖をつけてしまうなどですよね。

ある程度声を操る事ができていたら、鼻が詰まって鼻腔共鳴が弱まっている事を理解して、意図的に発声をコントロールする事もできますが…

【小室】&【宇野】:ボイストレーニング初心者の方は、風邪をひいたら歌っちゃダメです

ボイストレーニングは休んで下さいね!

【小室】:後、風邪だけではなく練習のしすぎなどで、声が出にくくなってきたな~と思ったら必ず休んで下さい。

声帯が疲弊している状態でボイストレーニングをしても、効果はありませんし、一度声帯を大きく損傷してしまうと最悪の場合1年とか元に戻らない時もあります。

声帯が疲れてきたな~と思ったら休んでください。

1日に短期集中で4時間練習するよりも、毎日20分ボイストレーニングする方が伸びていきますよね

【宇野】:その方がいいですよね。

正しいフォームを癖づけるという意味でも、声を出す為の筋肉を鍛えるという意味でも、一時的に加重を多くしても意味がないですもんね。

【小室】:今、筋肉を鍛えるというフレーズが出たのですが、高音発声でも同じ考えができますよね。

声を作る声帯自体は粘膜でできているのですが、声帯を引っ張る筋肉であったりとか、縮める筋肉、閉鎖させる筋肉など、声帯に関連する筋肉がたくさんなるので、ボイストレーニングは筋肉トレーニングという側面もあるんですよね。

今、宇野さんが表現したみたいに、ボイストレーニングはスポーツに似ている側面があります。

例えば、今までトレーニングをした事がない人が根性を出して1日に腕立て伏せを1万回やったとしても、筋肉を傷めるだけで意味がありませんよね。

【宇野】:そうですね、無理をし過ぎると二度と腕が使えなくなってしまうかもしれませんよね。

【小室】:そういう事が声帯には往々にしてあります。

なので、毎日少しづつで良いので、コツコツとトレーニングしていただきたいと思います。

【宇野】:そうですね、毎日コツコツ練習していかないと上手くはならないですね。

【小室】:逆を返して言うと、コツコツ練習していくと歌は必ず上手くなっていきますし、今高い声が出ない人でも出るようになってきますよね

また、別の動画講座で詳しくお話ししようと思っているのですが、僕、全然高い声が出せなかったんですよ。

それが「実演」これぐらいなら楽に出せるようになりますので安心して下さい。

後、喉を使い過ぎたな~と思った時にやるべきケアとしては、宇野さんは昔、音楽活動に専念していた時に月10本とか恐ろしい数のライブをやっていたじゃないですか。

【宇野】:そうですね、実は最大月15本とかやっていました(笑)

【小室】:しかも、シャウトのあるガンガンのロックバンドで月15本とかライブをやっていたじゃないですか(笑)

R&Bなどの声帯に負担がかかりにくい歌い方ではなく…

【宇野】:でも、僕は一つあるのは、歌で声がしゃがれてたのではなく、MCで声がしゃがれてたんですよね。

【小室】:そうですね!

また、一ついいフレーズが出たのですが、実は正しいフォームで歌っているという事が前提なのですが、歌っている時よりも喋っている時の方が声帯は疲弊します。

【宇野】:はい。

何というか、気が抜けるというか、やっぱり声を出す時に腹式じゃなくなったりとかしやすくなるんですよね。

歌っている時は、腹式呼吸など気を使っていれば、ある程度喉の負担は軽減できるんですけど、やっぱり会話などで感情が入ってくると、その意識が抜けてしまう事もあるので喉に負担をかけてしまいますよね。

【小室】:それ関連で、僕が一番気をつけてるのは、騒がしい所で会話をする事は避けています。

僕、お酒が好きなんですけど、周りが騒がしすぎる居酒屋。

普通に隣の人に話していても、声が届かないし聞こえない。

そうすると、僕らもドンドン声が大きくなっていっちゃうんですよね。

そうなると、確実に次の日に声がカスカスになってしまいますね。

他にはライブハウスの演奏中だったりとか、喫茶店とかでも騒がしい所はありますよね。

喉のケアという面で、歌っている時だけではなく、普段の生活の会話の時点から気を使っていただきたいな、と思います。

【宇野】:そうですね~、実際には日常生活で全く声を使わないという事はできないので、喉を傷めた時に気を使ってもらえればな~と思います。

後は、喉のケアですよね。

例えば、小室さんはどうされてます?

【小室】:僕は、単純な所で言うと、アズレンという成分が喉の修復にいいらしいので、それが入っている喉ヌールスプレーを夜寝る前に使っていますね。

【宇野】:薬局とかで売ってるやつでいいんですよね。

【小室】:はい、全然そこらへんで売ってるやつで十分だと思いますよ。

宇野さんは何かあります?

【宇野】:僕は、あんまり薬とかには頼りたくないのでハチミツとか、自然の物を使ってケアしてまあすね。

よく使っているのは、ハチミツの生姜湯とか、基本的には白湯を飲んでいますね。

【小室】:あ~白湯ですか!

あ、後冷たい飲み物とかも喉に悪いです。

【宇野】:冷たい飲み物がなんで良くないかと言いますと、要は体温を下げてしまうんですよ。

そうすると、体の内臓の方に負担がかかるので、体の冷えとか、代謝に作用してしまうらしいんですよね。

なので、水分が吸収されずに排出されるらしいんですよ。

これは諸説あるらしいのですが、 寒い時に冷たい物を飲むと、すぐトイレに行きたくなる時があるじゃないですか、あれは体を温める為に、水分を早めに出そうとしているらしいですよね。

【小室】:という事は、冷たい飲み物が声帯関連の筋肉に作用するだけではなく、水分を排出してしまうという事で、乾燥にも繋がってしまうという事なんですね。

【宇野】:そうなんですよね。

後、常温の飲み物って飲みにくいじゃないですか、それも白湯とかだとスッと飲めるのでおススメです。

基本的に家では、白湯を飲んでいますね。

【小室】:わざわざ温めたりしてるんですか?

【宇野】:いえ、単純に蛇口からでる暖かい水を飲んでいます。

【小室】:後、歌った後にアイッシングもやっていましたよね。

【宇野】:はい、やっていました。

次の日の喉の持ちが全然違いますね。

僕、ライブでツアーで回っていた時とは、2日連続とか3日連続でライブをやっていたんですけれど、アイッシングをしている時としてない時の差が全然違いましたね。

【小室】:この動画を見ている人が具体的にどうアイッシングをしたらいいのかが分からないと思うので説明していただいてもいいですか

【宇野】:そうですね~、詳しく説明する為に物を持ってきたら良かったですね~

【小室】:ビニール袋とかを使ってやってたんですか?

【宇野】:ビニール袋を使うと冷たくなりすぎてしまうので氷嚢とかアイスノンとかのイメージをしていただけると分かりやすいと思います。

そういうのに氷を詰めていただいて、喉全体に当ててましたね。

「アイッシング実演」

【小室】:時間はどれぐらい?

【宇野】:30分ぐらいはやってましたね、完全に冷え切るまでやっていました。

アイッシングの効果も諸説あるので、僕の経験からの話しなんですけどね。

スポーツとかでも、激しい運動をした後に、筋を伸ばしてリラックスさせてから冷やしてあげると披露が取れやすくなるという話しがあるじゃないですか。

それと同じで、歌い終わった後に、リップロールやタングトリルをしてもらうといいと思いますよ。

「リップロール&タングトリル実演」

後はこのような感じで

「実演」

高い所から低い所まで軽く出していただくと。

【小室】:まさに、筋肉をほぐすような感じですよね。

【宇野】:そうです。

高い声を出すと、喉が張ってるという言いますか、それように喉が高い方に設定されるじゃないですか。

それを下の方に戻してあげる、喉のケア的にもいいという話しがあるんですよ。

その後にアイッシングをしてあげて、できれば喋らない、そして寝る。

【小室】:あ、睡眠ですよね、睡眠も大切ですよ!

睡眠不足になった瞬間、一気に歌の質が落ちますよね

【宇野】:もう駄目ですよね。

【小室】:声帯の質も落ちますし、歌う為の筋肉や、腹式呼吸を操る筋肉などの質が落ちますよね。

睡眠不足は気をつけて下さい。

【宇野】:自分が歌う時などは、必ず睡眠を取って下さい!

イメージ的には6時間とかではなく、8時間ぐらい睡眠を取って下さい。

【小室】:あ、睡眠でまた思い出しました!

起きてから何時間後に歌うとかいう考え方もありますよね。

【宇野】:ありますよね!

【小室】:確か何時間だったかな~

起きてから喉が本調子になるのは、確か6時間ぐらいでしたかね~

なので、起き抜けからすぐにガンガン歌ったり、練習するのは辞めておいた方がいいですね。

高い声もあんまり出ないですし…

【宇野】:その分、無理して出そうともしますしね。

後、睡眠をする事によって脳が一度休んでいるじゃないですか、なので痛みとか違和感を感じて止めるという事もできないですし、コントロールも効きにくいので、炎症とかも起こしやすくなりますしね。

起き抜けだと、声は出ないですし、喉は傷めますしね。

【小室】:そうですね。

なので、睡眠を何時間取るという考えも大事ですが、起きてから何時間後に歌う。

ライブ、またはボイストレーニングをこの時間にするから、その6時間前には起きてなど。

まあ、僕の場合は予定の問題などで、6時間も時間を空けられない場合は、2時間後くらいからしてますね。

最低でも起きてから2時間は空けていただきたいです。

後は、起きてすぐにはなるべく喋らないようにしてますね。

なので、一度奥さんに「おはようも言わないの」って怒られた事もありますけどね…

【小室】&【宇野】:笑い

【宇野】:まあ、それだけ神経質になるとい事ですよね!

【小室】:後、何かあります(笑)

【宇野】:そうですね~(笑)

起き抜けもそうなんですけれども、歌う前にウォーミングアップとかしてあげるといいじゃないですか。

【小室】:そうですね、僕は必ずします。

【宇野】:なので、起きてから時間を空けてウォーミングアップをして、また歌う前に軽くウォーミングアップとかもしてあげるといいですよね。

【小室】:重要ですね。

ウォーミングアップの仕方とかもまた別動画で講座を開きましょう。

【宇野】:ウォーミングアップの仕方も数ありますもんね。

種類もそうですけど、何分くらいウォーミングアップしたらいいのかとかもありますもんね。

また、それも別動画でいきましょう!

【小室】:そうですね(笑)

ここからウォーミングアップの話しとか言っちゃうと、追加で20分ぐらい話しちゃいますもんね(笑)

ウォーミングアップに関しては、僕、それだけでご飯3杯いけちゃうぐらい、かなりうるさいです(笑)

【小室】&【宇野】:笑い

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